7/7 久須夜ヶ岳-蘇洞門ハイク
久須夜ヶ岳(618m)-蘇洞門
目にしたのは、青く静かな海、その中に細く伸びているいくつかの淡く深い青色の岬や半島。陰影がない風景は、落ち着いた色彩の日本画のようでした。久須夜ヶ岳(くすやがだけ)-蘇洞門(そとも)山行の出発点となる久須夜ヶ岳山頂近くにあるエンゼルラインの広い駐車場からは、若狭湾周辺の様々な景観を楽しむことができました。
蘇洞門に通じる道は、急坂や道幅が狭い部分、小さいガレ場など、歩きづらい場所もありましたが、総じて歩きやすい山道でした。駐車場から1時間20分程歩くと蘇洞門に着きました。そこは、海面からそそり立つ断崖、その岩の一部が波に浸食されてできた大、小二つの洞門、断崖の岩肌の上を水しぶきを上げて細く流れ落ちる一筋の滝、そしてエメラルドグリーンの海などから成る景勝地でした。蘇洞門で1時間半程ゆっくり過ごしました。その間、水着になったS氏とK氏は、海の中から岩に取り付き、5、6mから10m程の高さまで登って一気に海に飛び込むということを3、4回繰り返しました。蘇洞門はそんな楽しみ方もできる場所でした。
帰路ドライブインで食べた、酸味が程よく効いた甘辛いタレが染みたカツが載った福井名物のソースカツ丼も、今回の山行に彩りを添えてくれました。
久須夜ヶ岳から見た広く美しい風景、蘇洞門の海と断崖の味わい、そしておいしい福井の味を堪能した、身も心も大満足の山行でした。 (コメント:R.中村)